川崎水族館で開催されている周遊型謎解きゲーム「ナゾスイ」の冊子デザイン、掲示物デザインを担当しました。大人も楽しめるシンプルかつ可愛らしい紙面になっています。チャプターごとにストーリーや謎制作者が異なる本作では、全体のコンセプトは踏襲しながらも各チャプターの特色を出したあしらいを用いています。
BLUE
第一弾となるブルーは、ナゾスイのベースとなる「大人の方にも楽しんでいただけるデザイン」になっています。テーマカラーである青を全面に用い、他のパーツは色を減らして水族館らしさを出しています。また、丸や角丸を使ってハテナウオたちの可愛さと合わせています。

「赤メインだと水族館っぽくないかも…」という考えから、チャプターごとに冊子デザインを変える、あまり見ない(?)試みがスタートしました。赤をメインとしながらも青を差し色にしたり、波線を用いたりと水らしさを出しつつ、丸に沿った文字や装飾がアクセントになっています。



飼育員ユユちゃんのビジュアルも出てきたグリーン。冊子デザインも心機一転、さらに大人っぽくなりました。情報量も多くなったため、整理をしながら時には変則的なデザインも取り入れています。斜め線やレタリング書体がポイントです。

とにかくナゾが盛り沢山なイエローでは、情報が散らからないよう、安定感のある中央揃えのタイトルにしています。また手描き風の線で大事な部分を強調し、より分かりやすくポップになりました。
BLACK
ナゾスイの集大成となるブラックは少しイレギュラーな構成になっています。「ごちゃ混ぜ」な冊子デザインには各チャプターの要素も含まれています。こちらは実際に手に取ってお確かめください。